ルイ・ヴィトンと播州織

  • 2012/06/05(火) 09:08:47

フランスの有名ブランド、「ルイヴィトン」の商品の生地を担当しているSilvie Meron氏をはじめ、西オーストラリア州のファッション関係者が昨日6/4〜6/6までの3日間の予定で、兵庫県の伝統織物「播州織」の工場見学のため来日されましたね。

訪れたのは兵庫県西脇市にある「播州織」で、今回は『生地がどのように作られるのか』直接見ようということで、色を染める作業や織り込む様子を見て回ったそうです。

「播州織」は以前からヨーロッパやアメリカをはじめ中東などにも輸出され、主にシャツなどに使われていたのですが、ここ数年は中国の安価なものが台頭し、日本の「播州織」工場は減少しています。

私の知人に、京都で「西陣織」の職人をしていたご老人がいるのですが、その方の話によると「西陣織」そのものの需要が減少する中で京都府が"西陣織工業組合"に助成していた助成金も減らされ、やむなく廃業したとのことでした。

お寺や寺院などは重要文化財ということで保護・保存されるのですから、こういった日本の伝統工芸を守るという重要性をもっと考えなければならないと思います。

そういった意味でも、今回の「播州織」の例のように「日本の伝統や技術」が世界のトップブランドにもっと評価され、上手くマッチングしていくことで、「日本の伝統や技術」が逆に日本の若者の"誇り"となって欲しいと思います。

日本には多くの製造業があり、その全ての業界には「日本の素晴らしい技術」が受け継がれてきました。
この「日本の素晴らしい技術」を絶やさないためにも、事業や技術を承継する若い人材を育てていかなくてはなりません。

そのためには、やはり需要の拡大、販路の維持・拡大がテーマとなる訳ですが、今回の「播州織」のように販路を海外に見出すのも1つでしょうし、国内に於いても"予想もしなかった新しい需要〜販路"が必ずあると思います。